2011-02-01から1ヶ月間の記事一覧

夏海公司『なれる!SE2』電撃文庫

2巻は開発vs運用という業界定番の構図を持ってきつつ、1巻に比べるとぐっと物語が広がった感じで面白くなってきた。ラノベとして面白い世界観ができあがりそう。3巻は既に手元にあるけど、この先どう持っていくのかな。トラブルシューティングの緊張感と…

夏海公司『なれる!SE』電撃文庫

あああこれは平常心では読めなかったよ……。曲がりなりにもIT関連の業界にいて、しかも主人公の桜坂くんと似たような経験のある私にとっては、「お話の世界」と割り切れない妙にリアルな本だった……。 しかしこれ、特にIT系に関わりのない一般の読者さんから見…

今尾恵介『消えた駅名 駅名改称の裏に隠された謎と秘密』講談社+α文庫

こう言った本は、自分の身近な駅とか行ったことのある駅の変遷を追いかけて読むだけでも、いろいろ発見があって楽しい。ちなみに私は「聖蹟桜ヶ丘」の由来を初めてちゃんと知った。

松波成行・牛山隆信『酷道vs秘境駅』イカロス出版

非常にマニアックな対談なのだが、一方で「視野の狭さ」を感じさせないのは、安易な「廃線反対」「高速建設反対」論を採っていないこと。お二人とも道路なり鉄道の「歴史」からもアプローチしているからか、酷道も秘境駅も社会の仕組みの中で成立しているこ…

図子慧『晩夏』創元推理文庫

「レーベル買い」してそのままになっていたのを読んでみたのだが、おお、これは実に端正なミステリ。どこか透明感のある世界の中で、謎と感情の綾が重なり合って、非常に私好み。 創元の国内もので、特に何の脈絡も無くひょいっと復刊文庫化されるものはなか…

ミステリー文学資料館(編)『江戸川乱歩に愛をこめて』光文社文庫 中村明日美子『鉄道少女漫画』白泉社 ほあしかのこ『新・鉄子の旅(2)』小学館IKKI COMIX 毎度買っている、ミステリー文学資料館の傑作選と、女性作家の鉄道マンガ(しかし方向性は真逆)…

天久聖一『こどもの発想。「コロコロバカデミー」ベストセレクション』アスペクト

わはははは。これ、大喜利的な「うまい!」回答を楽しむというよりも、万国共通永久不変の「ガキんちょ脳」を笑いつつ懐かしむ本ですな。 男子という奴には、中二病的邪気眼を発動させたり脳みそがエロまみれの時代の前にあたる、ちょうど小学校高学年ぐらい…

 もっぱらbk1

西原理恵子・佐藤優『週刊とりあたまニュース 最強コンビ結成!編』新潮社 久米原栄・三上信男『ネットワーク超入門講座 セキュリティ編』ソフトバンククリエイティブ 小浜耕己『基礎から学ぶプロマネ技術 必携マニュアル』日経BP社 アイテック情報技術教育…

もうひとつの「ネットミステリ界」の昔話。

ミステリサイト興亡記 - Togetterとミステリサイト興亡記 その2 - Togetterを見ていて、Twitter上につらつらと書いた昔話を、せっかくだからこちらにも残してみる。それは、「ミステリー’z ML」のこと。時は前世紀、1999年3月にひで(@hid_nya)さんがミステ…

今尾恵介『消えた駅名 駅名改称の裏に隠された謎と秘密』講談社+α文庫 マネジメント研究会(監修)『ITIL V3 試験対策問題全280問』トリフォリオ 1のような鉄道史というあたりは何となく気になる今日この頃。2はお勉強用。ちゃんとやらなきゃ。

西原理恵子『できるかな クアトロ』角川文庫

いややっぱりこれでこそサイバラだよ。映画化とかもあったので、泣ける方のサイバラに注目が集まっていた感はあるけど、丸く収まる気配がまるでないのが頼もしい。といいつつ、途中でふっと泣ける回想やエピソードを入れてくるのが卑怯(いい意味で)。

中田亨『「事務ミス」をナメるな!』光文社新書

ヒューマンエラーの解決はどうしても「よく注意する」というだけで終わってしまう所、この本はそこから一歩踏み込んだ仕掛けの工夫が紹介されて、参考になる。プロセスを見直す時のチェックリストとして使うのが一番有効かと思われる。

桜庭一樹『GOSICKs III ゴシックエス・秋の花の思い出 (角川文庫)』角川文庫

短編集。歴史物安楽椅子探偵の趣向がいい。このシリーズ、魔法とかのファンタジーの世界に行くかと見せて、科学的な解決でリアルに引き戻し、しかしファンタジーとおぼしき事象を伏線で残すという感じで、「いったいここは非科学がアリなファンタジー世界な…

天久聖一『こどもの発想。「コロコロバカデミー」ベストセレクション』アスペクト 松波成行・牛山隆信『酷道vs秘境駅』イカロス出版 夏海公司『なれる!SE』電撃文庫 夏海公司『なれる!SE2』電撃文庫 夏海公司『なれる!SE3』電撃文庫 久納信之『ITIL V3…