優秀なのは実は……

「メフィスト賞受賞作」と聞けば期待せずにはいられない、という時期を経験した皆さまは、メフィスト賞作家の生き残り具合を見るといろいろ感じる所があるのでは。
ただ、この数年、乱歩賞作家や横溝賞作家の生き残り率がメフィスト賞作家以上に悪いような気がするのは私だけだろうか。同じことは他の新人賞にも言えるから、もっと大きな出版界全体の動向に関係しているのかもしれないが……。