宮脇俊三『失われた鉄道を求めて(新装版)』文春文庫

ああしまった、これは旧版で読んでたわ。道中での出来事を淡々と綴っていて、誰でも書けそうな文章ではあるんだが、それでもよくある鉄道紀行と一線を画すのはどの部分なんだろう。起こった出来事を何でもかんでも書かずに、絞り込んで選ぶそのセンスなのかな。