その2:銀河英雄伝説

雅楽全集とほぼ同じタイミングで刊行された創元SF文庫版銀英伝。遅ればせながらハマった。
厨房時代に周りに何人か銀英伝を読んでいたヤツがいたし、私自身も『アルスラーン戦記』を読んでハマっていたのだが、SFよりも歴史物に関心のあった私はなんとなく銀英伝は避けていた。
この年になって初めて読んでみると、「厨房時代に読んでたら絶対ハマっていたなあ」と思うと同時に、妙なヒーロー願望のあった中二病時代の何とも言えない思い出が呼び起こされるなあ(笑)。
それでも、発売から20年以上たった今でも、古さを感じさせずに読めるということに改めて感心する。SFは他の小説に比べて古びにくいとは言え、世界観やキャラクター造形といった辺りはどうしても「時代遅れ」になりやすいだろうと思うのだけども。
無事完結まで読み通せたら、次はOVAですな。