2007年度上半期購入本お蔵出し:(1)旅の思い出

まずは旅先で買った本から。

  1. 森毅(著)・安野光雅(画)『新装版 すうがく博物誌』童話屋
  2. 金子みすゞ金子みすゞ童謡集』ハルキ文庫
  3. 野村正樹『嫌なことがあったら鉄道に乗ろう日経ビジネス人文庫
  4. 劉[丹彡]他(主編)『易捷漢語 実用会話』北京大学出版社
  5. 『中国商旅地図册』山東省地図出版社

1はゴールデンウィークに山陰方面へ旅をした時に、津和野の安野光雅美術館で購入。安野光雅というと、子どもの頃に読んだ『はじめてであう数学の絵本』のせいか、「数学にゆかりのある画家」というイメージが強い。懐かしくなってつい買ってしまった。
2は同じく山陰旅行の時に、仙崎*1金子みすゞ記念館で購入。詩にはそこまで興味はないのだが、記念館の中に掲げられているみすゞの詩を読んでいるうちに、その言葉の力のようなものに魅かれて購入。
3は関西に出張に行った帰りに、帰りの新幹線で読む本を京都駅の売店で物色した時に発見した本。書かれている内容は「ちょっと乗り鉄をやっている人ならだいたい知っている内容」ではある。しかし逆に、日々仕事に追われるビジネスパーソンを鉄道旅という「身近な非日常」へ誘うというコンセプトがうまく当たっていて、これもまた旅心を誘われる、おすすめの一冊。
4と5はいったい何だと思われた方もいるだろうが、どちらも北京に出張した時に買ってきた中国語の本。といっても、4は英語の説明が入った外国人向けの中国語教本、5は鉄道路線図が詳しく描かれている地図帳である。本当だったら最新の中国語訳日本ミステリを買ってきたかったのだが、回った場所が悪かったのかあまりいいのが見つからなかったんだよなあ。道原かつみイラストの銀英伝全巻とか、なぜか渡辺淳一とかは平積みだったんだけど。

*1:そういえば、仙崎の町を歩いていたら、威勢のいい安倍晋三のポスターがあちこちに貼ってあったなあ。仙崎のある長門市は山口4区で安倍さんの地元。ああ今は昔。