米村圭伍『おんみつ蜜姫』新潮文庫

正調娯楽時代小説を書き続けている米村圭伍。娯楽に徹しつつ、今の読者にも楽しめるよう現代感覚を取り込んだこのスタイル、時代小説への間口を広げるのにうってつけの作品としてもっと評価されてもいいと思うんだけれどなあ。ラノベ好きな方、試しに一冊読んでみません? この本か、『退屈姫君伝 (新潮文庫)』あたりで。