一夜あけて

というわけで、朝からコンビニに行ってスポーツ紙6紙を買い込んだ。レジの人に「私も全部買ったんですよ」と言われてお互いニヤリ。夕方にまた夕刊紙+デイリー特別号を買いに行かねば。
で、余韻に浸りながら全紙に目を通してこの更新をしているところ。各紙の1ページを使って星野監督自身のお礼広告が載っている。すごいことをしたもんやなあと思うが、報知には載っているのに東京中日スポーツに載ってないのはやっぱり「配慮」なのだろうか。
監督のお母さんが亡くなられていたという話に驚き、一方でアリアスの子どもが生まれたという話に喜ぶ。縁とは不思議なものだ。


涙ぐむ虎ファンの姿がブラウン管に何度も映しだされた。私も涙ぐんだ。普通の人はもちろん、野球ファンでも「何を大げさな」と思う人も多いだろう。
これは決して大げさな感情ではない。野球に限らず弱小チームを応援すること自体はよくあることだ。しかし阪神ファンの場合は、「なんであんな弱い阪神を応援してるわけ?(w」と何度も笑われ、悔しがりつつも内心「確かになあ……」と思い、複雑な気持ちになるという経験を繰り返しているのだ。小学校時代にバカにされて悔しい思いをした人は多い。大人になっても阪神ファンだと言ったとたん微妙なリアクションが返ってきたり、時には道頓堀ダイブをしたり街で大暴れをするトラキチと同じような目で見られることもある*1阪神ファンにとってとかくこの世は生きにくいのだ。
大暴れするのは論外だが、大の男が人前をかえりみず涙を流す姿を見ても、大目に見てやってほしいと思う。

*1:今年も再三お願いがあったにもかかわらずやっぱり道頓堀ダイブをする人が出たが、ワールドカップの時にも同じようなことをやった人がいるということは、「阪神ファン」=「暴れる」という図式が必ずしも当てはまらないことを示しているのでは。野球ファンでもサッカーファンでも、そのうちの何%かは大暴れをするというだけのことだ。