安井俊夫『犯行現場の作り方』メディアファクトリー

ミステリに出てくる有名な館を、建築士の視点から実際に図面を引いて見るというのが面白い。かつ、「違法建築」とバッサリ斬ってしまうのではなく、「もし実際に建てるなら」という発想の元で、できるだけ現実の建築に近づけようというスタンスが好感。ああいう館って、やろうと思えば現実に建てられるものなんだなあ。