というわけでもうちょっとカーリングについて語らせてくれ

女子決勝 スウェーデン×スイス

録画して観戦。
とにかく両チームとも恐ろしいほどの正確さでショットを決めてくる。解説の小林宏さんが言った通りにストーンがピタっと止まる。それも単にヒットするとかドローして止めるというだけでなく、「ヒットした上でコーナーガードの裏に回り込む」とか、「敵のストーンにちょこっと当てて動かし、それで自分のストーンに当ててさらに真ん中に押し込む」という高度なショットを普通に決めてくるのが素晴らしい。正直、日本チームとの実力差は歴然で、日本チームもこれぐらいのショットを普通に打てるようにならないと、本当の意味でメダルは狙えないんだろうな、と思う。
終盤はスキップ同士の対決が見ごたえがあった。ノーミスで一歩も譲らない。第10エンドで2点をもぎ取って追いついたスイス・オットのショットも、そのままスイスが金メダルに行くかという勢いを最後に打ち砕いたスウェーデン・ノルベリのダブルテイクアウトも良かった。
ラストストーンの行方をかたずを呑んで見守る時の緊張感。やっぱいいなあ。

男子決勝 カナダ×フィンランド

録画中継を観戦。
何といっても第6エンドで飛び出した、カナダサードのスーパーダブルテイクアウトに尽きてしまう。まるで漫画のようなショットが見られるとは……。
最初は「カーリングはあまり男女差がないんじゃないか?」とも思ったが、小林さんも言っていた通り、ウェイトの乗ったショットができる分、男子の方が積極的にダブルテイクアウトを狙ってくる。豪快なテイクアウトを見るなら確かに男子の方が良い。でも、針の穴を通す絶妙のドローを楽しむなら間違いなく女子。
それと、20代ばかりのメンバーを率いて金メダルを取ったカナダの50才スキップは、きっと「オヤジたちの希望の星」になるだろう。若造どもを「Hurry---!!!!」とどやしつけているあたりなんかは特に。

そして最後にもう一度

BS1の閉会式前枠でカナダ戦の再放送があるぞ!小野寺のスーパーショット連発もまりりんショットも、カナダの地味目系メガネ軍団もおやつタイムも、小林さんの名解説も刈屋アナの名実況も、録画するなら今のうち!