この半月ぐらいに買ったもの

  1. 石持浅海『セリヌンティウスの舟』光文社カッパ・ノベルス
  2. 一刀『バカ世界地図』技術評論社
  3. P・G・ウッドハウス『比類なきジーヴス』国書刊行会
  4. H・S・サンテッスン編『密室殺人傑作選』ハヤカワ文庫
  5. 中町信『天啓の殺意』創元推理文庫
  6. 西澤保彦『念力密室!』光文社文庫
  7. 林香里『「冬ソナ」にハマった私たち』文春新書
  8. 松尾由美『バルーン・タウンの殺人』創元推理文庫
  9. 松尾由美『バルーン・タウンの手毬唄』創元推理文庫
  10. 三戸祐子『定刻発車』新潮文庫
  11. 宮脇俊三『台湾鉄路千公里』角川文庫
  12. 山口雅也『ミステリー映画を観よう』光文社文庫

1は町田オフでの交換本。石持浅海は初めてになる。2は新刊-1参照。なぜこちらは古本なのかというツッコミはなしで……。3は珍しくも古本屋にあったので購入。あ、読んでハマったらちゃんと新刊で買います。>最近ご多忙の某氏
4はポケミス版を持っていたような気がするもののどうしても見つからないので文庫版を購入。
7は「良くある韓流ファン向け本」と思うなかれ。アンケート調査を元に、メディア論の観点から「視聴者は『冬ソナ』を見ることで何を得ているのか?」という分析を行なった本。とかく「送り手側の影響力や操作」という文脈から語られがちなメディア論において、このような受け手側の文脈からのメディア研究はまだまだ少ない。ゆっくり読んでみよう。
10は日本の鉄道が「定刻運転」という大原則をいかにして実現しているかを探ったノンフィクション。単なる鉄道本である以上に、鉄道を通じて近代日本の「時間意識の社会史」を綴っていること、そしてシステム一般の信頼性設計についても記述されていることから、鉄ヲタでなくても興味深く読める一冊だと思われる。偶然にもこの本が出たのとほぼ同じ時期に発生した、JR福知山線脱線事故を頭の片隅において読むことを勧める。
11で文庫版宮脇本はコンプリートしただろうかか?ちゃんとチェックしないと……。
残る5,6、8,9、12は(ずいぶん昔の)購入忘れの落ち穂拾い。