書いておいた方がいい話かもしれないので

前日の日記(id:tomo-s:20051029#p1)で書いた『脱オタクファッションガイド』だが、これの元となった同名のサイトは先行サイト「いちからはじめるファッション入門マニュアル」からの盗用をしていたことがかつて問題になった(経緯はこちら)。書籍化に当たってもどうやらこの問題についてはちゃんとした対応をしていなかったらしく、「いちから〜」の管理人さんはトップページに抗議文を掲載している(こちらのページも参照)。
この問題を解決しないまま書籍化を進行させていたのかと思うと残念。書籍にまつわる盗作騒動の前例を考えると、一発で絶版にされてもおかしくない状況ではある。
加野瀬さんが書いているように、この手のトラブルは今後増えるだろう。ただ、これは別にWebコンテンツ特有の問題ではないと思う。のまネコ問題ホテルジャンキーズ問題は、Webコンテンツの著作権のあいまいさに起因する問題だった。一方でこちらは「インスパイヤ」と「パクリ」の線引きという、新しいようで古い問題だからだ。
ネット発であるかどうかに関係なく、出版界全体で最近盗作騒動自体が増えているような気がする。これについて何か定量的なデータはなかっただろうか?