このトピも久しぶりだ

  1. L・ウイバーリー『小鼠 ニューヨークを侵略』創元推理文庫
  2. 芦原すなお『雪のマズルカ』創元推理文庫
  3. 法月綸太郎『法月綸太郎の本格ミステリ・アンソロジー』角川文庫
  4. 新創社(編)『東京時代MAP?大江戸編』光村推古書院
  5. 久世『脱オタクファッションガイドオーム社
  6. 菊池直恵『鉄子の旅』(1〜4)小学館IKKI COMIX

1は旧版を持ってはいるが、「支援age」ならぬ「支援買い」。東西冷戦期の国際情勢をモチーフにしているユーモア小説だが、逆に現在の国際情勢に照らしても通じるところがある名作。
4は政宗九さんが紹介していたので興味を持って入手。江戸時代の地図に、トレーシングペーパーに印刷された現在の東京の地図を重ねられるという工夫が素晴らしい。なじみ深い場所も多く、新たな発見が多い。歴史散歩に一番もってこいの古地図帳だろう。宮部みゆき作品の舞台を歩く、といった章もあるのでファンの方は是非どうぞ。第1弾の『京都時代MAP 幕末・維新編 (Time trip map)』も欲しいなあ。
5は……私は買っちゃいましたよshakaさん。人並みにおしゃれに関心を持つ中高生なら言われなくても知っているようなおしゃれの基本を、今さらながら勉強しようと思うと意外と大変なのである。
6はまとめて先ほど読了。これだけ濃厚な「鉄体験」をしながら、作者の菊池さんが一向に鉄道好きにならないのが実に面白い。
私は大学時代に宮脇俊三に出会ってからの「遅れてきた鉄道ファン」であり、車両とかグッズにはまるで興味がないので、まだまだ「鉄オタ」には遠いと思っていた。
が。マンガで取り上げられた場所にけっこうな確率で行っている……。130円大回りもやった、北斗星も乗った、銚子電鉄飯田線木次線鶴見線肥薩線も乗った。『秘境駅へ行こう! (小学館文庫)』は書評まで書いた*1。ええもう何も弁解しませんわよ私は。

*1:しかも、CSの「旅チャンネル」でやっていた秘境駅紀行番組のDVDまで買っちゃったよ。