書評右翼はやや勢力が弱いと思う

「書評右翼・書評左翼」をやってみた。「ジャンル国粋主義・純血主義的書評」の書評右翼と、「戦後民主主義的・平等至上主義的読書感想」の書評左翼。うまいネーミングだ。

書評右翼

△批評派
   :実際に書いているものは感想と批評が半々のような気がする。
×☆☆☆☆☆で五段階評価
   :よっぽど厳密に自分内基準が作れないとやらないだろう。
○だ・である調
×もう何年も傑作を読んでいないと主張
×劣化とかデッドコピーとか言う
○ジャンル分けが好き
×客観的評価であるかのように「駄作」と言う
   :つい「私には合わなかった」というchickenだ。
×批判目的で嫌いな作家の本を買う
   :そんな時間と金の無駄なんて……
×本を壁に投げたことがある
×「今はもう惰性で読んでいる」を多用
×地雷と呼ばれる作品に積極的に手を出し、生き生きと散々に貶す
×「こんな本読んでる奴は本当に凄い小説を読んだことがないんだろうな」とか言う
×フェア・アンフェアにこだわる
×自分の予想を外されたら評価を下げる
○自分の予想通りに進んでも評価を下げる
○悪貨は市場から駆逐しないといけない
×ときどきツンデレ
○実はアフィリエイトやってみたい
×ジュブナイルポルノにちょっと興味がある
×『わたしたちの田村くん』を読もうか迷っている
×獣人毒者
   :セーリョーインはこれから手に取ることはないでしょう。たぶん。

書評左翼

△感想派
×あらゆる小説は平等に面白い
   :昔はこう言う考え方もしていたが、現在は多少後退。
○作品に点数はつけられない
×ですます調
×面白くないと思ったら、それは読者の読み方が悪いから
   :そこまでお人好しではなくなった。
○五冊に一冊くらいの頻度で傑作に当たる
   :まだこんな幸せな読書が出来ています。
○他の著者との類似点を挙げて人に薦める口実にする
×ジャンル分けを極端に嫌う
○客観的評価であるかのように「傑作」と言う
○「この文章は主観的なものです」と但し書き
   :この辺もchickenたるゆえん。
×嫌いな作家はいないとうそぶく
   :そこまでお人好しではなくなった。
○「癖が強いので」「読み手を選ぶ」「人によって好き嫌いが大きく分かれる」を多用
   :これは痛い所を突かれた。またまたこの辺がchickenたるゆえん。
○欠点を指摘せず良い所だけ誉める、または欠点を味と言い換える
   :「欠点はあえて指摘しません」というスタンスの書評サイトはけっこうあったかと。
○「ミステリーだと思ったらホラーだった。一本取られた!」むりやり誉める
○地雷と呼ばれる作品に積極的に手を出し、「これはこれで面白いと思うよ」とうそぶく
   :地雷に手を出した時のリアクションはこちらが基本。「これはこれでアリだ」という方が多い。
○本当につまらなさそうな作品は本能的に避ける
×本当につまらなかった作品は読まなかったことにする
   :何かのネタにする。
○実はアフィリエイトやってみたい
×ジュブナイルポルノにちょっと興味がある
×『わたしたちの田村くん』を読もうか迷っている
×獣人毒者

あー、こりゃ社民党ぐらいの左翼ですな。