深キョン、超〜お嬢さま刑事!

富豪刑事 (新潮文庫)』がドラマ化。ただこの記事を読む限りだと、「普通の刑事ドラマの主人公を金持ちにしただけ」の脚本じゃなかろうか。金持ちの「発想」じゃないと絶対思いつかない捜査法が原作の醍醐味のひとつなのに、その辺がすっ飛ばされていそうだ。主人公についても、「行動も思考もまるっきり金持ちそのもの」ではなく、能力や正義感は普通の刑事とまったく同じなのに、ただ一つ金銭感覚だけが決定的に違う、という所が面白いのに*1。この作品はとても大好きなだけに、どう料理されるかちょっと心配。
原作者、筒井康隆も出演するとのこと。役どころは、(原作では)息子の仕事の話を聞いては感激してすぐにむせる車イスの父親と見た。それなら見たい。

*1:主人公の設定をそっちに近づけるならば、深田恭子よりも矢田亜希子の方がしっくり来るというのが個人的な感想。