最近買った本をまとめて公開
- 有栖川有栖『有栖川有栖の鉄道ミステリ・ライブラリー (角川文庫)』角川文庫
- 北村薫『ミステリ十二か月』中央公論新社
- 藤竹暁『都市は他人の秘密を消費する (集英社新書)』集英社新書
- 北海道新聞社編『ミステリー世界の旅』北海道新聞社
- 松下了平『シャーロック・ホームズの鉄道学 マイロネBOOKS』JTB
- 『別冊宝島「列島縦断 鉄道12000km 最長片道切符の旅」
(別冊宝島 (1083)) 』宝島社 - 『ミステリーズ!Vol.07』東京創元社
旅物が多いのがなんとも。
北村さんのエッセイは初めの部分をぱらぱらと読んだが、ビギナー向けのガイドとして十分にツボを押さえた紹介が素晴らしい。既読の人間が読んでも楽しめるガイドというのはそうないはず。
『都市は……』は、ミステリーという小説形態の成立を近代都市の発達およびマスコミの普及という観点から論じたもの。文学理論や思想ではなく、都市論やメディア史の知見をバックボーンにした「社会学的な」ミステリー成立論は、あまり数が多くないはず。自分としてはこっちの方が肌に合う。