最近買った本をまとめて公開

旅物が多いのがなんとも。
北村さんのエッセイは初めの部分をぱらぱらと読んだが、ビギナー向けのガイドとして十分にツボを押さえた紹介が素晴らしい。既読の人間が読んでも楽しめるガイドというのはそうないはず。
『都市は……』は、ミステリーという小説形態の成立を近代都市の発達およびマスコミの普及という観点から論じたもの。文学理論や思想ではなく、都市論やメディア史の知見をバックボーンにした「社会学的な」ミステリー成立論は、あまり数が多くないはず。自分としてはこっちの方が肌に合う。