はてなプロ野球'04突発的阪神ヤクルト戦観戦

以前言っていた通りに、研修後に神宮球場に行き、阪神−ヤクルト戦を観戦した。ある意味でサラリーマン生活らしいといえばらしい。
球場に着いたのは2回の表ぐらい。早くも4−0で大量リード! しかもまた今岡の先頭打者ホームランがあったそうな。元からプレイボールには間に合わないのは承知だったとは言えちょっと悔しい。
レフトスタンドに座る。実は外野席に座ったのはこれが初めて。ストレス発散とばかりに大声で応援する。
古田のホームランがすぐ近くに飛び込んできた後は試合がしばらく動かなくなる。タイガースは7回に追加点を挙げたものの、総じてヒットの割には点が取れない。一方で、井川はランナーを出しても要所をビシっと締めるピッチングで9回まで来る。
十分セーフティーリードと思われる3点差がついていたが、7回・8回と少々井川の球威が落ちているように見え、漠然とした不安があった。そこに飛び出した稲葉の2ラン。「まだ1点ある!」と思っていたら城石のヒット。同点のランナーが出て、だんだん顔がこわばってくる。
劇場はここから始まった。ピッチャーはこの間の広島戦で逆転されてしまった安藤に交代。ひとまず度会をセカンドフライに打ち取って「あと一人!」コールがかかるが、ここから後がどうもいけない。土橋のヒットで一、三塁。宮本にはぶつけてしまってとうとう満塁。岩村を迎えてピッチャーはウイリアムスにスイッチ。
ずっとホームからセンター方向に風が吹いていて、高々と打ち上げればそのままフェンスに届いてしまいそう。「あと一人!」の声も出ず、祈るような思いでただメガホンをたたくだけ。5球目はわずかに外れてカウント2-3!
一点差の9回裏2アウト満塁、カウント2-3という漫画のような設定をまさか球場で味わうことになろうとは。そして運命の6球目はストライク!*1 矢野がボール片手にすごいスピードでウイリアムスの元に駆け寄る! レフトスタンドは狂乱状態! 今までのイライラがすべて吹っ飛んだかのように大騒ぎになる。もちろん私も。

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イリアムスに代わって今度は安藤の調子がどうにも悪すぎて心配だ。が、今日は今岡の固め打ちや片岡のタイムリーが見られたから良かった。桧山も復調の気配。今日の藤本や矢野は打撃ではいいところがなかったが。
あと、ヤクルト先発石川の100キロを切る変化球はスタンドから見てもはっきりと遅さが分かった。あれは最初からタイミングを合わせてないと打てない。

*1:スタンドからだと微妙なハーフスイングをストライクと取ってくれたように見えたが、スポーツニュースで改めて映像を見たら、外角いっぱいのこれ以上ないストライクだった。