私的タイガースMVP

サヨナラ含めどれもいい所で出た4発の金本アニキと、実は1、4、5、6戦ときっちり打点を叩きだしていた桧山は既に表彰されてるからここでは外しておく。
まずはやはり吉野とウイリアムスを挙げないわけには行くまい。吉野はシーズンで5連続四球をやらかしていたしウイリアムスも後半はちょっと調子を落としていたのでどうなることかと思っていたが、面白いように松中や城島やバルデスを打ち取っていくピッチングは最高だった。今日も二人とも登板しピシャリと押さえ、先発陣や右腕がピリッとしない中で気を吐いていた。阪神にはかつて田村や遠山のようなサイドスローの名左腕がいたが、活躍したのがどちらも1シーズンちょっと程度だった。ぜひとも息の長い活躍をして欲しい。
もう一人挙げるなら藤本。3戦でサヨナラ犠飛は打ったものの全体としてはバッティングは不振と言えよう。しかしそれ以上に守備が最高だった。というのも、シーズン中は「打てるけど守りに大いに課題あり」というショートで、実際にやらかしも多く守備固めの久慈と交代というシーンもしばしばあった。それがシリーズではまるで別人のようにファインプレーを連発し、甲子園三連勝に大きく貢献した。これでこれからはショートに打球が飛ぶたびに冷や冷やしなくてすむかもしれない。