ありがとう金本!そして豊!

というわけで今日もはるばるさいたまスタジアム2002へ行ってきた。
試合開始時の入りは昨日と同じぐらい。ただ、仕事帰りという感じの客が次第に増えてきて、最終的には結構な入りに。ただ、家に帰ってニュースを見たら1000人だったそうな。そんなもんだったか。


振り返ると「10人目の野手の後押し?」とも思えるプレーの連続だった。初回あっさりと2点を先制された時はどうなるかと思ったが、その裏に誰もが願った金本の逆転3ランに全員大喜び。「ホームラン!ホームラン!かーねーもと!」と叫んでいても本当に逆転の一発が出るとは誰も考えていなかったはずだ。冗談抜きで「金本は神!」と思った。
次の回には藤本の二塁打の後で伊良部のタイムリーという実に珍しい値千金の一打が。これまた「ムーアならともかく、バッティング経験のほとんど無い伊良部じゃなあ」と半分あきらめていたところだったので大喜び。
投げるほうの伊良部は際どいボールをことごとくボールと取られ苦しむが、5回・6回のピンチを0点で切り抜ける。特に、まずいプレーがいくつも絡んだ上にボールの判定に伊良部自身もいら立っていた6回の一死満塁では、キレた伊良部が自滅するいつものパターンで2点は取られるかと覚悟したが、奇跡的に0点で切り抜け。
1点差の8回は、エラーで出たアリアスがワイルドピッチで二塁に進み、そこに中村豊のセンターオーバーの三塁打で貴重なダメ押し点。ランナーが一塁だったら外野は前進守備にしなかったはずで、ただのセンターフライで終わっていたかもしれない。

こんな具合で、ロードで調子を落とす前のような粘りのある試合運びで勝てたのは、やはり甲子園効果なのだろう。
そういえば、途中グラウンドに猫が乱入するというハプニングがあった。全速力で走って逃げて最後は阪神ベンチに飛び込み、星野監督は「なんで猫なんか入れさせるんや!」という感じで渋い顔をしていたが、緊張した試合の空気を少し和ませるできごとだった。あとで気がついたのだが、あの猫は「トラ猫」だったんだよな。


スタジアムでの応援の方は私設応援団の人が少人数ながらも応援を取りまとめて頑張っていた。試合終了後に「いいぞ!いいぞ!応援団!」のコールが自然と沸き上がったのは良かった。
浦和美園駅への長い長い帰り道では、歩きながら六甲おろしヒッティングマーチを歌う一団がやっぱりいた。回りは人家もほとんど無いからさほど迷惑にはならないだろうし、大声で絶叫しているというほどでもないし、せっかくだからと輪に加わる(笑)。控えの選手や85年の優勝時のスタメン選手応援歌を回した後は、ひたすら巨人の悪口(笑)。「かっせ、かっせ、○○○!」のあのリズムに乗せて次から次へとネタが出るわ出るわ。そして巨人の選手の応援歌に乗せてなおも悪口が続いたが、なんでみんな巨人の選手の応援歌をそんなに正確に歌えるのだろうか(笑)。


これで阪神戦の「有料観戦」は通算3回目で、3回とも勝っている。このゲンの良さが続いてくれるといいのだが。