四番の条件

濱中、29日に退院し日本シリーズベンチ入りへ(しかし実は離婚していた)。プライベートはさておき、やっぱりハマちゃんが順調に回復しているというのは嬉しい。
四番の条件というのもいろいろあるだろうが、「チャンスでどかーんとやらかしてくれる」という期待が持てる打者、というのがあるように思う。これは単純に打率が高いとか、得点圏打率が高いというだけにとどまらない。たとえば二死一、二塁で回ってきたときに、きっちりセンター前にはじき返して二塁ランナーを迎え入れてくれるというよりは、左中間を真っ二つに割るかバックスクリーンにたたき込むかというでかいことを「どかーんとやらかしてくれる」と期待させてくれるのが四番だと思う。
現在の野球理論で四番の役割がどう位置づけられているのかは分からない。でも、四番であるからには、たとえ打率が2割7分台しかなくてもいいから、この「どかーんとやらかしてくれる」期待がほしい。
濱中は「やらかしてくれる」期待が自然と沸き上がってくるようなバッターだ。桧山や金本は「きっちりセンター前に運ぶ」というタイプだし、アリアスは少々期待値が低めになる。私としてはやっぱり四番はハマちゃんしか考えられない。
焦って回復を遅らせて、選手生命にかかわるようなことがあっては困るが、早く帰ってこいよ、ハマちゃん!