まだまだ本も買ってるよ

  1. 芦辺拓明智小五郎対金田一耕助 名探偵博覧会II創元推理文庫
  2. 小池滋「坊っちゃん」はなぜ市電の技術者になったか早川書房
  3. 中田亨『東大式ビジネス文章術朝日新聞社
  4. 野矢茂樹(文)・植田真(絵)『はじめて考えるときのように--「わかる」ための哲学的道案内PHP文庫
  5. A・A・ミルン他(北原尚彦編訳)『シャーロック・ホームズの栄冠論創社

1は芦辺拓パスティーシュセレクションの文庫化。ミステリの名探偵たちを山田風太郎張りに時空ごとクロスオーバーさせられるのはこの人だけ。2は鉄道という視点から日本文学を見てみたエッセイ集。3はこのWebページをベースにした文章術の本ということで仕事の参考に。ここに書いてある、「実は『トリビアの種』は分かりやすいプレゼン形式の良い手本」という指摘が目ウロコだったので購入。4は『哲学の謎 (講談社現代新書)』や『無限論の教室 (講談社現代新書)』以来読んでいる野矢さんの本で、出ていたのを知らなかったので購入。最近は論理トレーニングの人として紹介される機会が多いが、哲学の原初的命題を平易に語ってくれる著作も良い。5は非書き下ろしものとしてはずいぶん久しぶりに出たホームズ・パスティーシュ・アンソロジー。本邦初訳or単行本初収録の物ばかりという気合いの入りよう。