四国グルメはうどんに終わる

正月早々の四国旅行ではなるべくご当地物を食べるようにしていた。
高知で寿司屋に入ったが、値段の割には大したことがなくてハズレ。松山で入った飲み屋は魚料理がおいしくてなかなかの当たり*1宇和島で昼飯に「さつま」*2を食べてみたが、とろろご飯よりはちょっとくせがあって「あれ?」という感じだった。香川じゃなかったのがまずかったのか。

それよりも何よりも、やはり讃岐うどんに尽きる。関東人であるにもかかわらず、そばよりうどんが好きだということもあり、高松にいる時間をフルに使って食いまくってきた。
やはり本場物は違う。特に麺の「コシ」。ラーメンやそばで「コシが強い」と言うとだいたい「噛みごたえがある」ことを指す。しかし讃岐うどんの「コシ」は単に固いだけではない。
讃岐うどんを噛んだ時、むしろ歯がすんなりと入っていく。ところが、いざ噛み切ろうとすると皮一枚残して噛み切らせない。この「柔らかいけれどもすんなりと噛み切れない」独特のコシが気に入ってしまった。
旅行中に入った店は、高松駅の「連絡船うどん」も含めて8軒。一番は「鶴丸」かなあ。ダシは「丸山」でオプションの天ぷらは何といっても「竹清」。「五右衛門」のカレーうどんと「讃岐家」のなめこおろしもうまい。
ああ、どの店ももう一度行ってみたい。そもそも、今回回ったのは高松市内だけで、『恐るべきさぬきうどん』で面白おかしく紹介されている郊外や田舎の「針の穴場」にはまったく行っていない。レンタカーかタクシーを調達して行くしかないか……。

*1:店の人の対応も良かったのだが、肝心の店の名前を忘れてしまった。レシートもどこかにやってしまったしなあ。東京の立川に支店があるって言っていたが。

*2:香川のうまいもの満載・芦原すなお『ミミズクとオリーブ』参照。