現代新書はライトな内容も多いのでよく読んでいる

つい最近まで講談社現代新書の装丁が変わったことを知らなかった。
黄色をベースにして表紙にイラストが入る昔の装丁に対し、新しい装丁はかえって没個性的でそっけないように感じた。使用している色がばらばらというのもかえって新書全体の統一感が無くなっているように感じ、新書戦争のなかで逆に目立たなくなるんじゃないかとも思った。
ところが。ある時同じように本屋の新書棚を見て驚いた。平台に平積みされた状態ではなく、背表紙を見せて棚に収まっている状態だと非常に目立つのだ。こと背表紙に関してはどの出版社の新書も白を基調にしていてぱっと見た感じでは違いが分かりにくい。その中で、新しい現代新書の背表紙はよく目立っている。大型書店の一面の新書棚だとなおさらだろう。その上、色合いの違いが目立つことで、逆に新書シリーズに統一感が出ているから面白い。
デザインというのもなかなか奥が深いものである。