虎の意地

うーん、4連敗か。珍しく、というよりはやっぱり最近の傾向として、リリーフ陣が総崩れ。点をとった後にすぐ取られるという悪循環。でもって「やってくれたぜ広沢(苦笑)」。
まあ今日は、天中殺か仏滅か、神に見放されすべてのツキが中日に流れているかのような何とも歯がゆい試合なので、それはそれでしかたないか。
それでも希望の光はある。久しぶりに打線がつながった7回の攻撃。最後は神様八木が倒れてしまったが、しぶとくヒットでランナーを返し、じっくり四球を選んで満塁までぐっと粘ったのはまさに前半戦の野球。この感覚を思い出してくれれば、きっと復調するはず。
こういうささやかなところに喜びと期待を見いだせてこそ、阪神ファンですぞ。


やっぱり、○○の二文字を口にしてはいけないのだ。「○○内定号」「○○への道」と銘打ったタイガース特集雑誌が出たり、○○パレードや○○記念グッズ企画の話が早々に出るたびに、内心「やめてくれ〜!」と思っていた。開幕からちょっと調子が良かったりして、「これは今年は○○するで」というムードになった瞬間、容赦なく呪いが襲いかかり急降下を始めるのが例年の常。今年も「この調子で行けば時間の問題。パ・リーグの相手はどこだろう」というムードになった途端にこれだもの。
虎ファンご用達のデイリースポーツの2003阪神グラフ誌をよく見ると、「もろたで○○」と銘打っているわりには、「ここまで来たらいっとこいっとこ!」と微妙なニュアンスで書き、「大願成就」とお札を思わず貼ってしまうあたりは、まさに長年の阪神ファンの心理そのもの。
死のロード」が続く中、「虎の意地」で和田コーチが「苦しいときこそ基本に戻り、できる事をしっかりとやり、目の前の試合を一つずつ勝っていこう」と連日語っている。全国の阪神ファンの皆さま。われわれも基本に帰って、「○○」という色気は一切忘れて(笑)、目の前の試合を応援しようではありませんか。苦しいときにこそ一緒に応援できてこそのファンや!