十年一昔

ひたすら古本屋を回り、ひたすら濃厚な会話を楽しんだ一日。
その途中、かつての塾での教え子にバッタリ会う。高校受験の時に集中的に面倒を見た生徒で、やたらと長い塾講バイト生活の中で思い出に残っている生徒の一人である。いま高3と言っていたが、ということは教えてから3年か。いやはや。
実際問題、「中学受験の面倒を見た生徒がもう高校生に」「高校入試の勉強をたたきこんだ生徒がもう大学生」ということに驚くことは日常茶飯事だ。やんちゃなガキんちょだった生徒がいつの間にか声変わりをしていたり私の身長を追い抜いていたり、男女問わず大人っぽくなっていたりするのを目の当たりにすると、齢25にして早くも年齢を実感するものである。ああ。

この日は、そのまま実家で一泊。ありがたきかな実家。