1. 桜庭一樹GOSICK VII ーゴシック・薔薇色の人生ー』角川文庫
  2. 末次由紀ちはやふる(12)講談社Be・Loveコミックス
  3. 土屋賢二ツチヤ教授の哲学講義 哲学で何がわかるか?』文春文庫

他にも買った本もあるような気もするが、ひとまず確実なところを。
GOSICK』は書き下ろしなのか!


残る読了本の感想は一行で一気に。

夏海公司『なれる!SE3』電撃文庫

今度は提案編。スーパーエンジニアが超人的な力で一発逆転というのはラノベとしては非常に正しい。しかし、悲しいかな自分の仕事に引きつけて読んでしまい、こういう「無茶」なやり方じゃ会社も社員もみんな持たないぞ、という感覚が先にくるのが職業病。

西原理恵子・佐藤優『週刊とりあたまニュース 最強コンビ結成!編』新潮社

サイバラのネタのヤバさが3割増のような気がする(笑)。これでもう少し、コラムとマンガが互いにツッコミを入れるようになると、しみーハカセとのお勉強シリーズを超える真の「最強コンビ」になるぞ。

ミステリー文学資料館(編)『江戸川乱歩に愛をこめて』光文社文庫

こういうテーマもののアンソロジーは、それこそホームズとかでもよくあるけど、収録作がバラエティに富んでいるのはやはり乱歩ワールドの幅広さか。面白い。

ほあしかのこ『新・鉄子の旅(2)』小学館IKKI COMIX

だいぶこなれてきたかなという印象。さて、そろそろこのシリーズの軸が欲しいなあ。『鉄子の旅』は、キクチさんと横見さんの「緊張感」がいい味を出していたわけだけど。

池田邦彦『シャーロッキアン!』双葉社アクションコミックス

シャーロッキアン的蘊蓄の解決が、現実のドラマに関わっていくという趣向は、ところどころに多少強引なところはあるが面白い。さて、後続の展開はどうなるか。

梅田望夫『どうして羽生さんだけが、そんなに強いんですか?―現代将棋と進化の物語』中央公論新社

過去の対局や戦法について、盛んに研究が進むようになった、最近の将棋界の動向についてはあまり詳しくなかったので、新鮮な驚きとともに面白く読んだ。そして、やっぱり羽生はすごい。

新谷かおる『クリスティ・ハイテンション(6)』MFコミックス

オリジナルエピソードながら引き続きの安定感。いやこれは結構なホームズ・パスティーシュ・シリーズになりそうだ! どうかこの調子で「語られざる事件」をマンガ化していってほしいもの。

米澤穂信(原作)山崎風愛(構成)おみおみ(作画)『夏期限定トロピカルパフェ事件(後)』Gファンタジーコミックス

原作の最大の見せ場、パフェを前にした「対決」の描き方がナイス。良いコミカライズ。さて、「秋期限定」もマンガ化されるのだろうか。そもそもその前に「冬期限定」の原作は出るのか?