2011-04-01から1ヶ月間の記事一覧

原武史『鉄道ひとつばなし3』講談社現代新書

様々なジャンルのミニエッセイが詰まっている中で、やはり一番冴えているのは近現代史の出来事を鉄道という視点から語る部分(第2章や第6章)だろうと思う。ところどころ、生まれ育った西武沿線に対する屈折した感情が見られるけど。

山崎将志『仕事オンチな働き者』日経プレミアシリーズ

真っ正面から自己啓発書として読むよりは、軽いエッセイとして読むのがよい。3章の「「やるべきこと」は結局やらない」の章は、いろいろ身につまされた。特にこれを読んだのが3.11の地震の直後だっただけに。

森見登美彦『恋文の技術』ポプラ文庫

突っ走ったモノローグの文体に味がある森見登美彦だけに、全編書簡体の小説と来ればその味を思う存分堪能できるわけで。書簡体小説というアイデアを考えて登美彦氏に書かせてしまったポプラ社の編集さんナイス。そして9章の「失敗書簡集」は、電車の中で読…

青木直史『冗長性から見た情報技術』講談社ブルーバックス A・バークリー(西崎憲訳)『第二の銃声』創元推理文庫 原武史『鉄道ひとつばなし3』講談社現代新書 森見登美彦『恋文の技術』ポプラ文庫 山崎将志『仕事オンチな働き者』日経プレミアシリーズ

流星通信さんのミステリ新刊情報更新が止まっていて、ちょっと困っている今日この頃。ミステリ系新刊情報は素直にbk1あたりに行くべきか……。