2007-02-01から1ヶ月間の記事一覧

ハトはどこから出てきた?

ランス・バートンという、ラスベガスで自分の劇場を持っているほどのマジック界のスーパースターの動画。ここをのぞきに来てくれる方はこういうものにも興味があると思うので紹介。 前々からすごいすごいとは聞いていたが、改めて見ると、本当に、すごい。 …

(首都圏在住の人は)ある意味みんな知っている音楽

既にあちこちで取り上げられているが、↓JR東日本 駅発車メロディメドレー。舞浜も恵比寿も蒲田も高田馬場もちゃんと収録している。 ニコニコ動画のツッコミ入りバージョンには有志鉄ヲタの曲名解説がついているが、コメントが多すぎて流れてしまうことがある…

早川書房編集部編『ミステリの名書き出し100選』早川書房

本を紹介する場合、あらすじの説明よりも出だし数行を見せる方がより興味が湧く、という場合がある。あらすじ紹介をメインにした一般のガイドよりも、この本の方が私の読書欲をかき立ててくれた。 ジャック・フィニイの「愛の手紙」やP・D・ジェイムズ『女…

完全にビジネスですよ

R・エメット(中井京子訳)『いまやろうと思ってたのに……』光文社知恵の森文庫 S・マコネル(久手堅憲之監修)『ソフトウェア見積り-人月の暗黙知を解き明かす』日経BPソフトプレス 見ての通り完全に仕事がらみ。1は時間管理術で2はシステム開発の見積も…

仕事は続くよどこまでも

三連休は2日出勤、1日は家で仕事。

まだまだ本も買ってるよ

芦辺拓『明智小五郎対金田一耕助 名探偵博覧会II』創元推理文庫 小池滋『「坊っちゃん」はなぜ市電の技術者になったか』早川書房 中田亨『東大式ビジネス文章術』朝日新聞社 野矢茂樹(文)・植田真(絵)『はじめて考えるときのように--「わかる」ための哲…

芦原すなお『わが身世にふる、じじわかし』創元推理文庫

刊行されたことを知らない人が多かったように思う。《ミミズクとオリーブ》シリーズ第3弾は、書く人が書けば陰惨で重い話にもなるような事件が続くものの、「ぼく」と「妻」と河田の掛け合いのおかげでむしろほのぼのさせられる。読んでいるだけでなんか和…

米村圭伍『おんみつ蜜姫』新潮文庫

正調娯楽時代小説を書き続けている米村圭伍。娯楽に徹しつつ、今の読者にも楽しめるよう現代感覚を取り込んだこのスタイル、時代小説への間口を広げるのにうってつけの作品としてもっと評価されてもいいと思うんだけれどなあ。ラノベ好きな方、試しに一冊読…

ミステリー文学資料館(編)『犯人は秘かに笑う ユーモアミステリー傑作選』光文社文庫

ベスト3作は阿刀田高『お望み通りの死体』、清水義範『茶色い部屋の謎』、米澤穂信『Do you love me?』。「オチでニヤリ」というより「文体に漂うユーモア」という基準で選んだと思われるが、「この作家ならもうちょっとユーモア風味の強い作品が他にあった…

もとなおこ『Dearホームズ(2)』秋田書店ボニータCOMICS

ホームズの「大空白時代」に新たなる展開を付け足した「ドールサイズ・ホームズ」の続巻にして完結巻。決してキワモノ路線に落とさなかったところは好感が持てるが、逆にこの設定を使った理由が曖昧になってしまったとも言えそう。せっかくの設定なのだから…

天野瑰他(共著)『シャーロック・ホームズの新たな冒険--バスカヴィル家の犬』あおば出版

BL系の漫画家が正典の漫画化を進めているこのシリーズも早くも3冊目。BL的においしい所はきっちり拾っているのだが(笑)、原作もちゃんと読み込んでいて好感が持てる。という間に2月にまた続刊が出るようで、この分だと正典60作をすべて漫画化してしまいそ…

酒井順子『女子と鉄道』光文社

女性で鉄道好きを表明している方となると、私の知る範囲ではこの方と、北海道をフィールドにしているフォトライターの矢野直美さんぐらい。数少ない「女性の鉄道好き」の視点から書かれた鉄道エッセイには共感する所多し。それは私もまだまだ鉄ヲタとしては…

飯田泰之『ダメな議論--論理思考で見抜く』ちくま新書

「議論のウソを見抜く技術」と一口に言っても、場面や媒体によって微妙に「技術を使う勘所」が異なってくる。本書は主に「文字(活字)ベースのまとまった分量の社会評論」に対して、その弱点を見つけるための視点を紹介している。マスメディアやブログの評…

J・テイ『時の娘』ハヤカワ文庫

うーん、歴史推理の妙は楽しめるものの、やはり大昔のおぼろげな高校世界史レベルの知識では、この面白さを存分に味わえなかったのが残念。しかし、やっぱりイギリスミステリだなあ、いいなあ、としみじみ思ったのも事実。とかく歴史用語がずらずらと並んで…

宮脇灯子『父・宮脇俊三への旅』グラフ社

鉄道紀行作家・故宮脇俊三の娘さんが書いた父親の回想録。飄々であり恬淡とした文章を綴った宮脇さんも、最晩年は筆力の低下から酒に溺れる毎日だったという話に触れ、改めて「老いと向き合う」ということの意味を考える。まず来る「両親の老い」に対し、一…

広瀬正『エロス』集英社文庫

昭和初期の世相を非常に丹念に追いながら描かれる「ふたつの過去」。この展開をそう落とすかっ!という驚きもさることながら、むしろこちらが主題とも言ってよいほどみっちり書き込まれた世相史をぜひ味わいたいところ。

安井俊夫『犯行現場の作り方』メディアファクトリー

ミステリに出てくる有名な館を、建築士の視点から実際に図面を引いて見るというのが面白い。かつ、「違法建築」とバッサリ斬ってしまうのではなく、「もし実際に建てるなら」という発想の元で、できるだけ現実の建築に近づけようというスタンスが好感。ああ…

読了本取って出し

というわけでこの1ヶ月で読んだ本をショートコメント付きで一気に書いてしまおう。

昔なら誕生日は大晦日

節分に恵方を向いて太巻きを食べるという習慣も、コンビニ等の宣伝のおかげですっかり関東圏にも定着したような感がある。 ……一日遅れとは言え、日記に恵方巻の話を書かないと、ひとつ年をとった気がしないね。