2006-01-01から1ヶ月間の記事一覧

トップ面と最終面

日経1面に登場することも多かった、FRBのグリーンスパン議長が退任するその日に、 日経の最終面を飾り続けた、『愛の流刑地』がフィナーレを迎えた……。 ともかく、にっけいしんぶん新聞さん、ほんとーに長い間お疲れさまでした。あなたがいなかったら、女性…

原点回帰のミステリ・セレクション

先日さる所でいただいた本が、アガサ・クリスティ『ゼロ時間へ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)』に松本清張『ゼロの焦点 (新潮文庫)』、高木彬光『ゼロの蜜月』というゼロ尽くしの趣向だった。ならばここに広瀬正『マイナス・ゼロ (集英社文庫 141-A)』は…

高木彬光『白昼の死角』角川文庫

手形詐欺を題材に完全犯罪を取り扱った作品。昔から薦められていたのだが、現在でも十分「厚い!」と思わせるだけのボリュームに、経済事件という取っ付きの悪さが重なって、長らく手が出なかった。せっかくの機会だから、と手に取ってみた。 これが面白い。…

きっかけは……?

ありがちな言い方だが、「功と罪の両方を正しく見極めよう」ということ。 ライブドアの技術の話で、 自社でサーバーを設計するなどレイヤ0から独自の技術を持っており、連日のテレビ放映による影響でも落ちないサイトを維持し、オープンソースの自社製フレー…

覚書

「ミステリー」の枠がどんどん広がってしまって、普通のエンタテイメントに近いものまで「ミステリー」というくくりに入れられるようになった。その状況で、「俺たちは『謎解き』が読みたいんだ! 『謎』がないミステリーなんてつまらない!」と考える人たち…

謎は解けてこそ魅力的、だけど。

風邪引いてました。

そんな日経の裏で

東野ショックが尾を引いているのか、最終回まぎわの愛ルケがとってもひどいことに。これ、普通に抗議が来ないか? 今までも、日曜日の紙面分にはことさら女性が怒るような内容が多かったが……。 日経で渡辺淳一が連載すると株価が上がるというジンクスを以前…

献身?

「容疑者」という肩書きでこうもイメージが変わるものか。 10年後ぐらいになって、もう一度のし上がってきたら、本当にすごいヤツだと思うが。長らく積みっぱなしだった、高木彬光『白昼の死角』でも読んでみようか。 お金絡みのコン・ゲームって何かあった…

この半月ぐらいに買ったもの

石持浅海『セリヌンティウスの舟』光文社カッパ・ノベルス 一刀『バカ世界地図』技術評論社 P・G・ウッドハウス『比類なきジーヴス』国書刊行会 H・S・サンテッスン編『密室殺人傑作選』ハヤカワ文庫 中町信『天啓の殺意』創元推理文庫 西澤保彦『念力密…

この半月ぐらいに買ったもの

一刀『バカ日本地図』技術評論社 江戸川乱歩『江戸川乱歩全集(28) 探偵小説四十年(上)』光文社文庫 北森鴻『緋友禅 旗師・冬狐堂』文春文庫 小倉紀蔵『韓国語はじめの一歩』ちくま新書 二ノ宮知子『のだめカンタービレ(14)』講談社コミックスKiss もとなお…

在庫一斉棚卸し

昨日は雪の中室長飛鳥さん主催の町田オフへ。ミステリ界隈の話題がたくさんあったこともあり、大いに盛り上がった。 個人的誓い。MYSCON7までに、話に付いて行けるように昨年刊のミステリを10冊は読む。『容疑者Xの献身』は読書会で「徹底検証」しそうな予感…

 事実は小説よりも?

日経BPに移った「メッタ斬り!版芥川賞・直木賞選考会で、受賞作決定を受けてコメントが出ている。 で、飲み会帰りで酔っぱらっているらしい豊崎さんがこんなことを。 今日の飲み会で、なんでジュンちゃんがこれまでケーゴくんを嫌ったのか、大手出版社の関…

見事差し切った!

東野圭吾直木賞受賞。先に書いた予想がいい方に外れて良かった。 これで2005年度ミステリ賞レース完全制覇+通算4人目のミステリ三冠王。今後当分の間は、これだけの実績を残せるミステリ作家は出ないだろうなあ。 ニュースの中の、 直木賞選考委員の阿刀田…

「フルハウス」とか「ダーマ&グレッグ」とか、大好きなんだよなあ

HR Vol.1 [DVD]出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント発売日: 2003/02/21メディア: DVD クリック: 64回この商品を含むブログ (54件) を見るレンタルビデオ屋から全4巻を借りて、結局2日半で見終わってしまった。3年前にテレビ放映されていた時も楽…

だからクレイグ・ライスのあのノリが好きなのだ

直木賞候補作発表。ネット界隈では「菊治の中の人が『容疑者Xの献身』を認めるかどうか」という一点に注目が集まっているのが何とも、というところだが、現実だから仕方がないか。 このミス・本ミス・文春ベストと3冠をとった『容疑者Xの献身』が、この勢い…

「里見八犬伝(後編)」

八犬伝の映像化としては文句なしの出来。殺陣や合戦シーンの作り込みがポイント高し。特に、原作ではグダグダになる最後の大合戦に、見せ場をきっちり作った上でああいう形で決着を付けるあたり、うまくまとめたものだ。そして、大胆に話の筋を変えつつも、…

連続ドラマで見せても面白いんじゃないか?

古畑はしっかりビデオに押さえております。

「里見八犬伝(前編)」見た

いくら5時間あるとはいえ、あの大長編をどうやって料理するかと思って見ていた。まず、キャスティングに手を抜いていないのが好感。個人的には、信乃・額蔵・浜路をいびる蟇六・亀篠夫婦に、小日向文世・泉ピン子を持ってきた所が大ヒット。それに、芳流閣の…

球界将棋指し

そんなこんなで年が明け、新聞のラテ欄を見ていると、将棋の新春お好み対局のゲストが欽ちゃんと我らが今岡ではないか! 我らが虎の変態打点王今岡は、オールスターの時に古田と指したとか、最近では大の阪神ファン・谷川九段と駒落ち対局して段位の免状をも…

まずは紅白の話から

各種ニュースを見る限りご本人も納得していないようだけれども、やはりみのもんたの司会スタイルと番組の進行が噛み合っていなかった。みのさんのしゃべりが他の人のナレーションにかぶってしまう場面が多かったし、あのノリがどうにも浮いている感が否めな…

あけましておめでとうございます

今年もよろしくお願いします。